完全食 -パーフェクトフード-


「完全食」あるいは「完全栄養食」と呼ばれるものをご存じでしょうか。


定義は様々ですが現代においては、「日本人の食事摂取基準を満たす食事を過不足無く補えるもの」として認知されています。厚生労働省が定める日本人の食事摂取基準とは、健康寿命の延伸のための日本人の1日に必要なエネルギーや栄養素量を示した基準です。食生活を取り巻く環境は年々変化していくものであるため、摂取基準も5年毎に改定されています。


完全食のターゲット

完全食は性別・年代を問わず様々なシーンでの用途があります。


  1. 食事を取る時間が十分に取れないビジネスマンや子育て中の人

  2. 食事量を多く食べれない高齢者や病人

  3. ダイエットやトレーニングで食事制限をしている人

  4. 食べ物の好き嫌いが多い子供


完全食は必要なエネルギーを過不足無く補ってくれるだけでなく、一品かつ非常に短い時間で調理ができるもの(もしくは不要なもの)が多いため手間と時間も短縮できることがメリットです。


完全食を扱うブランド

株式会社日本能率協会総合研究所によると完全食の市場は2024年までに145億円規模になるといわれています。(日本能率協会総合研究所「有望市場レポート」)日本だけでなく世界中からプレイヤーが参入している状況です。ここではその主要プレイヤーをピックアップしご紹介したいと思います。


海外のプレイヤー


Huel (ヒュール)

Human (人間)+ Fuel (燃料) = Huel

イギリスに本拠地を置く会社で2015年6月にで発売以来、80か国で4000万食以上を販売している完全栄養食です。6種類の必須ビタミン&ミネラル、タンパク質、必須脂質、炭水化物、食物繊維、そしてファイトニュートリエント(植物性栄養素)を1つの製品からバランス良く摂取することができます。水を溶かして飲むPowderタイプとそのまま飲めるDrinkタイプがあり、プロテインのような感覚で接種すケースが多いようです。サステナブルな原料を使っていたり、Drinkタイプのペットボトルは100%リサイクル可能で、蓋もラベルもリサイクル可能です。そのうえ、ボトルの25%が再生プラスチックから作られており、環境への配慮も怠りません。

Huel

(出典 - https://jp.huel.com/)


Soylent (ソイレント)

完全食の先駆けと言えばソイレントになるでしょう。アメリカで始まった会社でSoy(大豆)を主軸に置いた28種類のビタミンとミネラルを含んだ完全食を開発しています。パウダー、ドリンク、プロテインバータイプの完全食があり、環境に配慮したパッケージングを始めとした生産過程での環境負荷軽減にも取り組んでいます。

Soylent

(出典 - https://soylent.com/)


国内のプレイヤー


COMP (コンプ)

日本発のブランドで「日本人の食事摂取基準」に基づいたヒトの健康に欠かせない必須栄養素を独自のバランスで配合した製品を持っています。パウダー・グミ・ドリンク・アイスクリームなど様々なタイプのラインナップを持っており、シーンや好みに合わせて接種方法やフレーバーを変え、好きな時に好きなだけ栄養素を接種できるブランドです。

COMP

(出典 - https://www.comp.jp/index.html)


BASE FOOD (ベースフード)

26種のビタミンやミネラル、 たんぱく質、 食物繊維を中心に1日に必要な栄養素の1/3を一食で接種できる日本発のブランドです。パスタ、パン、クッキーの3種類があり、ドリンクタイプの完全食と違いしっかり食事として接種することで、おいしく満足感を満たすことができるのが特徴です。味の種類も豊富なので、どりタイプの完全食が飽きてしまった方にはおすすめかもしれません。ベースブレッドであればコンビニでの取り扱いを開始したとか。


BASE FOOD

(出典 - https://basefood.co.jp/)


GoCLN (ゴークリーン)

株式会社 Fuji Organicsが手がけるドリンクタイプの完全食です。自然派完全食という製品でオーガニックもしくは自然由来の原料を使用しており、廃棄物も少なく地球環境に配慮された完全食と位置づけられています。

(出典 - https://fujiorganics.com/en/pages/gocln_completefood)


inゼリー 完全栄養 

日本人なら誰でも知っているウィダーinゼリーからも完全食が出ています。必要な栄養素の3分の1以上のたんぱく質・ビタミン13種・ミネラル12種・食物繊維を摂取できます。強みはなんといってもブランド力ですね。「必要な栄養素が入っているため、何が入っているかをあえて書く必要がない」という森永製菓さんのデザインもかっこいいですね。

inゼリー

(出典 - https://www.morinaga.co.jp/direct-store/products/list.php?category_id=242)


完全食の今後

市場規模が表すように完全食はより我々の生活に普及して行くと考えられます。自分の普段の生活を考えても、忙しく食事を取る時間が確保できない時に、短い時間で必要な栄養素を確保できることのメリットは大きいです。


また人々の生活スタイルが変化すると必要な栄養素も年々変わっていきますが、それをキャッチアップして食事にと入れて行くには高い知識とスキルが必要です。完全食を摂取していればそのような心配はかなり軽減するのではないでしょうか。


完全食は通常の食事と比べると味はどうしても劣ってしまいがちですが、日々改善され美味しさも追求されるようになっています。一つのオプションとしてもっておくと気持ちに余裕が生まれるので、どれか気になった商品があれば一度試してみてはいかがでしょうか?